インフレ・デフレとは

日本はデフレだから日銀は金融緩和政策をする、マイナス金利政策を押し出し、金利をとにかく低くしようとする。
よく言われていることだけど、その仕組みが何となくしか分からない。
そんな悩みを持つ人も多いと思います。

インフレとはモノの値段が上がり、通貨の価値は下がることです。例えばりんごが一個120円から200円に上がった。
デフレとはその逆にモノの値段が下がり、通貨の価値が上がることです。例えばりんごが一個120円から80円に下がった。

初歩的な経済や金融の知識は必要不可欠です。
通貨ほど経済や金融動向に素直な反応をするシロモノはありませんから。

ったらデフレはその国の通貨の価値が上がるんだから、寧ろ良いこなんじゃなの?モノの値段も下がるし。なぜそんなにデフレを毛嫌いしているの?そのような疑問も持つかと思います。

  • 何故かというと「デフレスパイラル」に陥ってしまうからです。
  • デフレスパイラルとは何か、企業が安い値段でしかモノを売れないとします。これはデフレ状況です。そうすると①企業のモノを売った儲けは減ります。企業の総利益が減ると、②雇っている労働者への給料も低くなります。③また国の税収もその分減ります。

労働者の給料が減ると、所得が減るため、ますます安い値段でしかモノを買えなくなる。そうすると企業はモノが売れるようにするため、ますますモノの値段を下げざるを得ません。
→結果①に戻りループ・・・

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ざっくばらんに説明すると、こういった「負のスパイラル」が起こってしまうので、デフレは困るのです。
勿論インフレすぎてモノの値段が高騰するのもいけませんが。

デフレ下では金融緩和により、中央銀行が国債を市場から買ってお金を放出したり、あるいは金利を安くしてお金を借りやすくしたり、預金してもメリットがないと感じさせることにより、お金が世の中に出回りやすくします。
お金が出回ると、希少価値がなくなり、お金の価値が減少するので
デフレに歯止めをかけられる政策なわけです。

インフレが進みすぎたときは、
この逆に中央銀行が国債を市場に売ってお金を吸い上げたり、
あるいは金利を上げてお金を借りにくくしたり、
預金メリットを増やしたりして、世の中にお金が出回りにくくするのです。
そうするとお金は逆に今度は希少になり、
その通貨の価値が上がるので、インフレに歯止めをかけられるのです。

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